複数のメディアによると、ミャンマー国軍の2月1日のクーデターで地位を失った議員ら民主派勢力が樹立した「国家統一政府(NUG)」は5月5日、クーデターを起こした国軍に対抗する「人民防衛部隊」を設立したと発表した。声明では「NUGには国軍によるテロ行為を阻止し、70年続く内戦を終結させる責任がある」としている。警察と国軍による抗議デモ弾圧により、これまでに子どもを含め犠牲者は約770人に上っている。
同部隊について、国軍と内戦を続けてきた少数民族武装勢力とともに創設を目指す「連邦軍」の中核組織と位置付けたが、編成など具体的な情報は明らかにしていない。