20年の児童虐待摘発2,133件で過去最多 8割は「身体的虐待」

警察庁のまとめによると、全国の警察が2020年に摘発(逮捕・書類送検)した児童虐待事件は、前年比161件増の2,133件だった。被害にあった18歳未満の子どもは同181人増の2,172人で、ともに過去最多だった。
被害の内訳は、体を傷つける「身体的虐待」が8割を占める1,775人。以下、「性的虐待」300人、暴言などの「心理的虐待」53人、「育児放棄(ネグレクト)」44人と続いた。
警察が虐待の疑いがあるとして児童相談所(児相)に通告した子どもの数は同8.9%増の10万6,991人で、16年連続で増えた。