プーチン大統領 北方領土交渉の明言避ける 領土割譲禁止条項で

ロシアのプーチン大統領がタス通信など同国メディアとの会見で、日本との関係を発展していくが、憲法に反することは一切しないと語ったことが2月14日、明らかになった。プーチン氏は、2020年7月の全国投票で盛り込まれた憲法の領土割譲禁止条項を念頭に、北方領土の日本への引き渡しに応じない姿勢を示したとみられる。
憲法の領土割譲禁止条項には「隣国との国境画定作業は除く」とする例外規定がある。プーチン氏はこの例外規定が北方領土の帰属をめぐる日ロ交渉でも適用可能かどうかについては明言を避けた。