中国 2例目の新型コロナの国産ワクチンを承認 治験にばらつき

中国の国家薬品監督管理局は2月6日、中国製薬会社の科興控股生物技術(シノパック・バイオテック)が開発する新型コロナウイルス用ワクチンについて、中国での販売を条件付きで承認したと発表した。2020年12月末に承認された中国医薬集団(シノファーム)に続き、国産のコロナワクチンとしては2例目となる。
承認されたのはシノファームの製品と同様、ウイルスの毒性をなくした不活化ワクチン。ただ、このワクチンは最終治験を行った国々(トルコ、インドネシア、ブラジル)により、有効性の数値に大きなばらつきがあり、一部で不信感が持たれている。