IEA 20年の再生可能エネルギー発電能力198GWで過去最高

国際エネルギー機関(IEA)は11月10日、2020年の再生可能エネルギーの発電能力が前年比4%増加し、過去最大の198GW(ギガワット)に上る見通しとする「再生可能エネルギーに関する年次報告書」を発表した。5月の予測では167GWとしていたが、9月までの月次容量追加状況が予想を上回ったことから上方修正した。
電源別にみると、発電能力増加をけん引したのは風力発電(前年比8%増)と水力発電(同43%増)。国別にみると、発電能力の増加にとくに寄与したのは中国と米国で、ともに前年比約30%増となった。
2021年の発電能力は前年比10%増の218GWを見込む。