シンガポール 20年GDP成長率予測を最大マイナス7%へ下方修正

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、シンガポール貿易産業省(MTI)は5月26日、新型コロナウイルスによる経済への影響が一段と深刻化していることを受けて、2020年の通年のGDP成長率予測を前年比「マイナス7%~マイナス4%」と、これまでの「マイナス4%~マイナス1%」から大幅に下方修正した。
同省がGDP成長率を下方修正するのは2月と3月に続き3回目。これにより同国の2020年の経済成長率は1965年の独立以降、最大の落ち込みを記録した1998年のアジア経済危機時のマイナス2.2%を大幅に下回り、史上最悪となる見通し。