ユーグレナ(本社:東京都港区)は3月6日、オーミケンシ(本社:大阪市中央区)と共同で微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の特有成分・パラミロンを用いたレーヨン(木材パルプからつくられるセルロース再生繊維の一種)(以下、パラミロンレーヨン)の開発に成功したと発表した。同開発技術は2月26日付で特許(特許番号6654264)を取得している。
パラミロンレーヨンは、セルロース由来の再生繊維のレーヨンにパラミロンを練り込んだもの。その結果、従来のレーヨンに比べ吸水性が約114%相当、染着度(色の染まりやすさ)が約125%相当に高まるほか、細菌に対する増殖阻害作用の向上も確認されている。