世界的な景気の減速が指摘される中、関経連(関西経済連合会)の松本正義会長は年頭にあたり、2020年の関西経済について、2021年に関西を中心に開催されるスポーツイベント「ワールドマスターズゲームズ」が控えていること、大阪・関西万博に向けた投資も始まることなどから、「そんなに悪くならない」との認識を示した。足許の米中貿易摩擦も若干の明るい兆しが見えてきたと述べた。 こうした一方で、人手不足を懸念材料に挙げた。大阪・関西万博やIR(統合型リゾート施設)関連の工事が本格化すれば、関西の人手不足は一段と深刻になるとして、一時的に海外の労働者を大量に受け入れて対応すべきだとの考え方を示した。