若草山の山焼き 古都の夜空朱色に染める

若草山の山焼き 古都の夜空朱色に染める

古都・奈良の冬の伝統行事、若草山の山焼きが1月26日夜、行われた。午後6時すぎから大勢の観光客らがふもとで見守る中、約700発お花火が打ち上げられた後、ほら貝とラッパの合図で、聖火が灯るたいまつを手にした地元の消防団員ら約300人が山の斜面に、一斉に火を放った。火は瞬く間に燃え広がり、次第に大きな炎となって古都の夜空を朱色い染めていった。