関空 高波想定見直し護岸のかさ上げへ 台風21号教訓

関空 高波想定見直し護岸のかさ上げへ 台風21号教訓

関西空港を運営する関西エアポートは、25年前の開港当初に決めた護岸の高さの基準となる「50年に1度」とされる高波の想定を、最新の気象データも反映させて見直し、護岸のかさ上げ工事を進めることになった。
これは2018年9月の台風21号で、まさに想定を超える高波で、関西空港が大規模な浸水被害を受けたため。専門家による分析で、沖合では5㍍を超える非常に高い高波が発生し、護岸を超えて流れ込んだことが判明している。
これらのことを踏まえ、関西エアポートでは過去20年余の空港周辺での風速や波の高さなど最新の気象データも反映させ、新たに「50年に1度」とされる高波の想定を見直す作業に入っている。