ネパールと無償資金協力(食糧援助)の書簡交換

ネパールと無償資金協力(食糧援助)の書簡交換

東京で11月19日、日本の河野太郎外務大臣とネパールのプラディープ・クマル・ギャワリ外務大臣の立会いのもと、日本の西郷正道駐ネパール大使とネパールのプラティバ・ラナ駐日大使との間で、供与額3億5000万円の無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換が行われた。
今回の協力は日本の政府米を供与する。この食糧援助によって約10万人の食糧不足が改善すると期待される。
ネパールは所得水準が低く、総人口の6割強が農業に従事している。しかし、その農業もインフラの未整備、技術不足等により、農業生産性は低い水準にとどまり、多くの地域では食糧を自給できず、そのため子どもの慢性栄養失調等が深刻な状態となっている。2015年4月に発生した地震の影響からの復旧も進んでおらず、今後数年間にわたる収穫量の減少が予測されている。