風疹患者 近畿でも151人に ワクチン接種を
首都圏を中心に患者が増えてきた風疹が、近畿でも増え始めている。全国の今年に入ってからの患者数は1800人を超え、近畿2府4県でも11月11日までに報告された今年の患者数は合わせて151人となっている。
府県別にみると、大阪府が前の週から15人増え86人、兵庫県が1人増え29人、京都府が前週と変わらず14人、滋賀県が1人増え9人、奈良県が1人増え7人、和歌山県が前週と変わらず6人となっている。
風疹は、発熱や発疹などの症状が出るウイルス性の感染症で、妊娠中の女性が感染すると生まれてくる赤ちゃんの目や耳、心臓などに障害が起きる「先天性風疹症候群」になるおそれがある。
各地の自治体では妊婦の感染を防ぐためにも周囲の人を含めて、ワクチンを接種するなどの対策を呼び掛けている。