EV普及しても石油需要は新興国で伸びる IEAが40年予測引き上げ

EV普及しても石油需要は新興国で伸びる IEAが40年予測引き上げ

国際エネルギー機関(IEA)は2018年版の世界エネルギー需給見通しで、電気自動車(EV)の普及などで需要が頭打ちになるとの指摘がある石油需要について、トラックや化学向けの新興国の需要が伸びることで、全体として増加するとの予測を発表した。
各国の省エネルギー政策などを前提とする中心シナリオでは2040年の世界の石油需要を日量1億630万バレルとし、前年予測と比べ日糧140万バレル引き上げた。2017年実績(日糧9480万バレル)から12%、年率0.5%のペースで積み上がる。2025年までは年平均で日量約100万バレル増え、その後は年平均の伸びが日糧約25万バレルに鈍化すると見込んでいる。