中国の景況に貿易戦争の影 10月は2年3カ月ぶり低水準
中国国家統計局が発表した2018年10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、前月より0.6㌽低い50.2だった。好不調の節目となる50は27カ月連続で上回ったものの、2016年7月以来2年3カ月ぶりの低水準となった。
米国との貿易戦争が企業の景況感に影を落としていることは間違いない。輸出に限った新規受注は前月比1.1㌽低い46.9と大幅に悪化し、今年6月から5カ月連続で50を下回った。輸入も同0.9㌽低い47.6と4カ月連続の50割れとなった。輸出減少が新規受注の落ち込みにつながっている。