日立 大阪重粒子線センターに「重粒子線治療システム」納入
日立製作所はこのほど、大阪重粒子線センターに「重粒子線治療システム HyBEAT(ハイビート)」を納入し、10月16日から治療を開始した。日立として初めての重粒子線がん治療システムの稼働になる。
同システムは、がんの形状に合わせて重粒子線を照射できるスキャニング照射時間を搭載し、水平・垂直方向から照射可能な治療室を2室、水平・斜め45度方向から、照射可能な治療室を1室備えている。
今後、呼吸に伴って移動する臓器の動きを捉える動体追跡技術を搭載する予定。