ラオスの不発弾除去加速化に9億円の無償資金協力
東京で10月8日、河野太郎外相とラオスのサルムサイ・コンマシット外相との間で、9億円を供与額とする無償資金協力「南部地域における不発弾除去の加速化計画」に関する交換公文の署名が行われた。
ラオス国内では、ベトナム戦争中などに投下され全土に埋没する不発弾の数は、今なお約8000万個に及ぶと推定されている。しかし、これまでに除去された数はこのうち約1.6%の130万個に過ぎない。こうした不発弾の存在は人々の生活の安全を脅かし、国内の農地拡大やインフラ開発の阻害要因となっている。