正倉院で「開封の儀」第70回「正倉院展」10/27から
奈良市の正倉院で10月3日、宝物(ほうもつ)も点検や調査のため年に一度、部屋の封印を解く「開封の儀」が行われた。宮内庁はこの後、およそ2カ月にわたって宝物の点検や調査を行う。
これに合わせて、奈良国立博物館では第70回目となる「正倉院展」が10月27日から開かれ、初出展の10件を含む56件の宝物が公開される。
正倉院では、奈良時代に造られた校倉(あぜくら)造りの正倉に入っていた、聖武天皇ゆかりの品や東大寺ゆかりの宝物などおよそ9000点が宝庫と呼ばれる建物に移され、保管されている。