法隆寺 4市との交流協定締結1周年「食封で結ばれた文化交流展」

法隆寺 4市との交流協定締結1周年「食封で結ばれた文化交流展」

奈良・斑鳩町の法隆寺ゆかりの都市文化交流協定締結1周年記念「法隆寺食封(じきふ)で結ばれた文化交流展-法隆寺がつなぐ各地域の古代の様相」が、同町法隆寺西1丁目の斑鳩文化財センターで開かれている。入場無料、9月2日まで。
食封は、朝廷が皇族や寺社などに、一定地域の住民が納める税の一部(米や特産品)を支給した制度。斑鳩町は、奈良時代に法隆寺の運営を支えた食封の存在した兵庫県姫路市、、同朝来市、神奈川県小田原市、群馬県高崎市の4市と2017年7月、同協定を締結している。
同展では、同寺や同町、4市の歴史、文化がうかがえる飛鳥、奈良時代を中心とする考古資料約110点を公開。同寺の五重塔出土舎利容器(模造)や軒瓦、百萬塔をはじめ、各地の寺院から出土した木簡や土器、ユネスコの世界記憶遺産に登録された高崎市の巨大な石碑「上野三碑」(レプリカ)などが展示されている。