大阪府 万博誘致へ健康増進条例提出、姿勢アピール
大阪府は、府民の健康増進に向けた取り組みを強化するため、健康教育の促進やがん検診などの受診を促すことなどを盛り込んだ条例案を9月から始まる定例府議会に提出することになった。
大阪府は健康や長寿などをテーマに2025年の万博の誘致を目指しているが、大阪府民の平均寿命は47都道府県の中で男女ともに38位となっていて、平均を下回っている。こうした状況を受け、大阪府は府民の健康増進に向けた取り組みを強化するための条例案を取りまとめたもの。
条例案には①学校や職場、地域などで健康教育を促進する②栄養バランスの良い食事メニューの普及・啓発③特定健診、いわゆる”メタボ健診”や、がん検診などの受診を促す-などを盛り込んでいる。
大阪府は万博の開催地を決める11月のBIE(博覧会国際事務局)の総会の前には可決させて、万博のテーマ通り、健康づくりに取り組む大阪の姿勢を広くアピールしたい考え。