京都・祇園祭「宵山」に”コンチキチン”の祇園囃子と人の波

京都・祇園祭「宵山」に”コンチキチン”の祇園囃子と人の波

京都の祇園祭は7月16日、最大の見せ場となる「山鉾巡行」を翌日に控える宵山を迎え、まさに人の波が押し寄せたような、大勢の見物客でにぎわった。
17日の「前祭(さきまつり)」の山鉾巡行で都大路を練り歩く23の山や鉾が建ち並ぶ四条通と周辺の路地は、午後6時から歩行者天国となり、車両を締め出したこの空間は、引いた構図でみると、豪華に飾られた山や鉾が提灯の明かりで幻想的に照らし出され、別世界のよう。そうした中、”コンチキチン”の祇園囃子が鳴り響く。
3日続けて日中の気温が38度を超える猛暑に見舞われた京都。歩行者天国となった時点でもまだ35度近い、うだるような暑さの中、大勢のうちわを手にした浴衣姿の女性や家族連れなどが宵山の雰囲気を楽しんでいた。