鹿児島で7000万年前の大型草食恐竜の化石発見
国立科学博物館と鹿児島県薩摩川内市などは6月23日、同市の甑(こしき)島で、約7000万年前(中生代白亜紀最末期)の地層から、大型草食恐竜の左大腿(だいたい)骨の化石が見つかったと発表した。この恐竜は体長10㍍を超えるハドロサウルス類とみられる。
今回見つかった化石は長さ70㌢、直径最大28.5㌢。2016年7月、地質調査中に発見された。化石周辺の鉱物にレーザーを当てる「ウラン・鉛年代測定法」で、白亜紀最末期と特定した。白亜紀最末期は、恐竜が絶滅する直前の時期とされる。