ワカメの色落ちや成長不良防ぐ技術開発 徳島県水産センター
徳島県農林水産総合技術支援センターは、栄養不足によるワカメの色落ちや成長不良を防ぐ技術を開発し、特許を出願した。特産の鳴門ワカメや、ノリの養殖などにも活用できる可能性があるという。
開発したのは、養殖ワカメに継続的に栄養塩を与える装置。ポリエチレン製の二つの円筒を「半透膜」でつないだ容器(長さ約20㌢、直径5㌢)をつくり、内部に寒天で固めた養分を入れる。容器を網状のケースに入れて養殖いかだに固定すると、半透膜は小さな粒子だけを通すため、少しずつ養分が海水に混ざって溶け出し、ワカメに届く仕組みだ。