過去にも北海道沖で超巨大地震「切迫の可能性」
政府の地震調査研究推進本部は12月19日、北海道沖の千島海溝沿いで、マグニチュード(M)8.8以上の「超巨大地震」の発生が「切迫している可能性が高い」と発表した。30年以内に発生する確率は7~40%だという、
同本部によると、超巨大地震が想定されるのは十勝沖や根室沖、択捉島沖にまたがる震源域。過去には平均340~380年ごとに発生し、直近では約400年前の17世紀前半に起きたとみられる。この時の津波は北海道の大樹町で高さ18㍍まで達したほか、豊頃町では4.4㌔内陸まで浸水した痕跡が見つかっているという。