11/22 大阪府知事・市長選 まだ見えぬ構図

11/22 大阪府知事・市長選  まだ見えぬ構図

大阪府と大阪市の両選挙管理委員会は7月2日、任期満了に伴う府知事・市長選を11月22日投開票のダブル選にすると決めた。知事選は11月5日、市長選は同8日に告示される。前回のダブル選挙は大阪維新の会と既成政党の激突となったが、今回は現時点ではその構図はまだ全く見えない。
維新が市長選で候補擁立を見送る可能性があり、住民投票では共闘した他党も一枚岩ではないためだ。維新の候補には辛坊治郎氏らテレビキャスターや、吉村洋文衆院議員の名前が挙がっている。これに対し、自民、民主、共産は統一候補も視野に入れる。最右翼は都構想反対派のシンボルになった柳本顕自民市議団幹事長だ。ただ、自民や公明の一部に維新との対決を避けようとする動きもある。
知事選は松井一郎知事の動向が焦点だ。同氏が任期まで働きたいと述べ、その先については明言を避けている。自民からは反都構想の旗振り役となった京大大学院の藤井聡教授らの名前が挙がっているが本命は絞り切れていない。