14年産コメの値下がり続く 5月は0.3%安

14年産コメの値下がり続く 5月は0.3%安

農林水産省が6月30日発表した2014年産米の5月の相対取引価格は全銘柄平均で前月比0.3%安の60㌔1万1891円(消費税込み)だった。14年産米が調査対象になった2014年9月以来値下がりが続いている。
在庫も高水準で、需給の緩さが解消されていない。前年同月の13年産米と比べると17.8%安い。主要銘柄では秋田産あきたこまちが前月比1%安。一方、コシヒカリは主産地で軒並み上昇した。
5月末時点の在庫は211万㌧だった。前年と比べ12万㌧減ったが、09年以降で2番目の高水準だ。13年産の在庫は11万㌧と前年同時期の12年産米と比べ1万㌧多く、古米の多さが取引価格の重しになっている面もある。