米国加州干ばつで、日本国産米輸出に追い風
米国・カリフォルニア州の干ばつと円安に伴い、米国産米が1割高となり、日本国産米との価格差が縮小したことは、日本から海外へのコメ輸出に追い風となっている。和食人気の高まりなどで、世界的にみるとジャポニカ米の需要は底堅い。農協や米穀卸は輸出拡大に動いている。農林水産省によると、2014年のコメの輸出量(援助除く)は前年比4割増の4516㌧と過去最高を更新した。香港やシンガポール向けが伸びている。これらの地域の回転ずしなどでは米国産の中粒種から日本米へ切り替える動きも出ている。