国産クロマグロ 水揚げ減で高値続く 卸価格2倍も
国産天然クロマグロが高い。東京・築地市場の卸価格は年明け以降、前年同期比3割高から2倍程度高い日が続いている。長崎、壱岐など全国の有力漁場でいずれも水揚げが減少している中、春で祝い事が多い時期も重なったためだ。国産天然クロマグロの2月の築地市場への入荷量は前年比2割減となった。こうした状況を反映、同市場の現在の卸価格は1㌔当たり1万~2万円程度。
入荷量が少ない日が続いたことで2月13日には築地市場の最高値が1月5日の初セリ価格を上回る異例の場面があった。約130㌔の和歌山・那智勝浦産に1㌔5万3000円の値が付き、今年の初セリの最高値3万円を大幅に上回った。