トマト、アスパラなど九州産野菜卸価格2~4割高

トマト、アスパラなど九州産野菜卸価格2~4割高

東京市場で春に出回りが多い九州産野菜の卸価格が高い。東京・大田市場では隈本産トマトの卸値(相対取引・中値)が4㌔当たり2000円強と前年同期比4割高い。福岡産カリフラワーも3割、佐賀産アスパラガスも2割弱それぞれ高い。冬場の九州の天候不順が響き、市場への入荷量が少ないためだ。東京都中央卸売市場のトマトの入荷数量は、前年同期に比べ3割少ない。カリフラワーとアスパラガスも2割減少している。こうした状況を反映し、東京都内の量販店ではトマトが1玉200円強で、前年同期比2割高。アスパラガスも1本50~60円程度で前年比1割高い。