水口岡山城跡で秀吉時代の石垣見つかる
滋賀県甲賀市教育委員会は2月27日、豊臣秀吉が重臣に築かせた水口岡山城跡(滋賀県甲賀市)で、城があった山頂付近を広範囲に囲む石垣が見つかったと発表した。城は高さ283㍍の山の頂上にある。石垣は本丸などの主要部から20~30㍍低い位置で見つかった。城がある山頂周辺が広い範囲で高さ1.5~2㍍の石垣で囲まれていた可能性が高いという。この城が築造された1585年は、秀吉の天下統一の途中にあたる。城主の長束正家が関ヶ原の戦いで敗れた西軍だったため、廃城となった。