大阪・豊中市 古墳時代後期 須恵器120点出土

大阪・豊中市で古墳時代後期の須恵器120点出土
大阪府豊中市教育委員会は2月22日、同市桜井谷2-2号窯跡で、古墳時代(6世紀初め)の須恵器が約120点出土したと発表した。焼成中に天井部が落下したため、窯詰め中の須恵器が当時のまま出土。桜井谷窯跡群は6世紀前半に突然生産規模が拡大する。大阪大学の福永伸哉教授は「継体天皇が淀川流域を拠点に新たな王権を打ち立てる時期と合致し、この地域を国家的窯業地として育成した意図が読み取れる」としている。