「未分類」カテゴリーアーカイブ

シャープ 石川・白山工場が稼働 中小型液晶パネル生産へ

シャープは2月1日、米国アップルとともに2020年、再建中のジャパンディスプレイから約700億円で買い取った液晶パネル製造の白山工場(所在地:石川県白山市)を、同日付で稼働させたと明らかにした。シャープは製造設備の見直しをしたうえで、今年から数百人規模の陣容で操業開始する。中小型液晶パネルを生産する。

帝国ホテル東京 新規事業「サービスアパートメント」開始へ

帝国ホテル東京は2月1日、客室フロアの一部を改修した新規事業「サービスアパートメント」の運営を開始すると発表した。タワー館の客室3フロアの一部を改修し、99室をサービスアパートメントとした。2月1日から予約開始、3月15日から入居開始の予定。
これはホテルのリソースを活用し、旅館業業法下で行う、新しい住まい方を提案する新規ビジネス。客室内にキッチンや大型冷蔵庫などは設置しない。日々の生活に必要な食事や洗濯などはサブスクリプション方式で提供する。
料金は長期滞在型も短期滞在も可能な料金体系で、スタジオタイプ(約30㎡)の場合、月額36万円(料金・サービス料込み)。最低宿泊日数は5泊からで15万円(料金・サービス料込み)。

信金中央金庫 新拠点シンガポールにアジア初の現地法人設置

信金中央金庫(本店:東京都中央区、以下、信金中金)は1月28日、全額出資によりシンガポールに現地法人「シンキン・シンガポール」を設置すると発表した。信金中金がアジアに現地法人を設置するのは初めて。東南アジアを中心に海外へ進出する日本の中小企業が増加する中、アジアでの支援体制を強化するため、新たな拠点を開設した。
新会社の資本金は10億円相当の米ドル。2021年2月設立、7月開業する予定。中小企業に対するファイナンスおよび販路開拓支援の充実を図るため、当該子会社を設立することになった。

ベトナム チョン書記長の3選決まる 異例の長期在任に

ベトナム共産党は1月31日、党トップで同国最高指導者のグエン・フー・チョン書記長(76)の留任を決めた。国営メディアが伝えた。チョン氏は3期目に入り、2期を上限としてきた従来の党規約制限を超える。異例の長期在任は波紋を広げそうだ。
チョン氏は2011年から書記長を2期、10年にわたり務めており、思想・理論分野に精通する穏健保守派とされている。

WHO国際調査団 ようやく武漢「華南海鮮卸売市場」を視察

WHO(世界保健機関)の国際調査団は1月31日、中国湖北省武漢市で新型コロナウイルスの流行初期に多数の感染者が出た「華南海鮮卸売市場」を視察した。2019年12月の流行確認から1年以上経て、国際機関の専門家による実地調査が実現した。
ただ、視察はわずか1時間強で終了。現地に残る手がかりは当然限りがあるとみられ、目的である新型コロナウイルスの起源解明に結び付けることはかなり難しそうだ。

国際観光収入 コロナ禍で135兆円減収 1億人が失職の恐れ

国連世界観光機関(UNWTO、本部:マドリード)は1月28日、新型コロナウイルス流行に伴う海外旅行者の大幅な減少で、2020年に世界で失われた国際観光収入は推計1兆3,000億ドル(約135兆円)に上ると発表した。これは、リーマン・ショック時の2009年の11倍以上の規模。
国外からの旅行者は世界各国全体で、2019年から74%減にあたる約10億人減少した。こうした状況から、観光に関わる1億~1億2,000万人の職が失われる恐れがあるという。打撃は世界全体に及んでいるが、海外旅行者の落ち込みはアジア太平洋地域が最も大きく84%減、以下、中東75%減、欧州70%減米州69%減となっている。

JR東日本 東北新幹線に「オフィス車両」2/1から実証実験

JR東日本は、東北新幹線に2月1日から通話やテレビ会議ができる専用車両を設けて需要を探る実証実験を一部の区間で始める。
専用車両では携帯電話やノートパソコンなどオフィス並みの通常業務ができる。通信用Wi-Fiルーターなどを無料で貸し出すほか、車内には情報を保護するため周囲に音声が聞こえにくくなる音を流す。この専用車両は2月1日から26日まで、上りと下り合わせて18本に設ける予定。利用する際に追加の料金はかからない。

ミャンマーでクーデター 国軍が全権掌握 スー・チー氏らを拘束

ミャンマー国軍は2月1日、クーデターを断行した。国軍系テレビは1年間の「非常事態宣言」が発令されたと伝えている。国軍出身のミン・スエ副大統領が大統領代理として署名した。立法・行政・司法の全権はミン・アウン・フライン国軍総司令官が掌握。
ミャンマーの政権与党、国民民主連盟(NLD)の広報担当者は2月1日、事実上の政府トップ、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相とウィン・ミン大統領らが、国軍に拘束されたと発表した。
国軍は、スー・チー氏率いるNLDが再び圧勝した2020年11月の総選挙に不正があったと抗議し、詳細な調査を行うよう要求していた。しかし、調査に応じない選挙管理委員会や政権に強い不満を表明していた。

パナソニック 太陽電池の生産から来年度中に撤退 採算悪化で

パナソニックは、太陽光発電の要となる太陽電池の生産について、来年度中に撤退することを決めた。中国メーカーの相次ぐ参入により、採算が悪化し、事業赤字が続いているため。これに伴い、マレーシアの工場と島根県雲南市の工場で行っている太陽電池の生産から、来年度中に撤退する。
同社はすでに、米国の電気自動車大手のテスラとの太陽電池の共同生産も、2020年に解消しており、太陽電池の生産からは全面的に撤退することになる。なお島根県の工場では、太陽光発電関連の装置の生産を続け、従業員の雇用は維持する。

プライメタルズ 中国山西省NC社から銅箔可逆式圧延機受注

プライメタルズテクノロジーズは1月28日、中国の山西省北銅新材料科技有限公司(以下、NC社)から山西省運城市の生産現場への銅箔可逆式圧延機を受注したと発表した。圧延ラインは、とくに非鉄素材の金属箔を圧延するために設計されたクラスター圧延機(X-Mill)で構成され、安定して非常に効率の良い生産を実現している。稼働開始は2022年を予定している。
NC社は山西省運城市に本社を置き、銅の採掘、精錬、加工を行っている。この圧延機では入側の厚さも3mmでC0.3mmでC10200およびC11000の銅を圧延し、最小幅0.006mmの銅箔を製造する。最高速度毎分800mで、幅350~660mmの銅箔を加工できる。最大コイル重量は3トンクラスになる予定。