4月の実質賃金 前年同月比1.2%減 物価上昇が重荷

厚生労働省が6月7日発表した4月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、物価変動の影響を除いた実質賃金は前年同月比1.2%減少した。減少は4カ月ぶり。
1人あたりの現金給与総額は、前年同月比1.7%増の28万3,475円で4カ月連続で増加した。しかし、これを上回る消費者物価指数(CPI)の上昇が響いた。
パートタイム労働者比率は30.77%と、前年同月比0.06ポイント上昇した。時間あたり給与は同1.2%増の1,226円だった。