21年出生率1.30 出生数81万人余 過去最少更新

厚生労働省が6月3日発表した2021年の人口動態統計によると、1人の女性が生涯に産む子どもの数に相当する合計特殊出生率は1.30だった。前年と比べ0.03ポイント下回り、6年連続の低下となった。また、出生数は81万1,604人で前年比2万9,231人減少し、過去最少を更新した。
女性の年齢別では、40〜44歳で出生率の伸びが一番高く、0.0031ポイント上がった。出生数もこの年代だけ増え、前年比で617人増の4万8,516人。ただ、20〜34歳ではいずれも出生率は下がり、出生数も前年比2万5,235人減の計56万2,756人。30〜34歳での出産が最も多く29万2,435人だったが、出生率は前年比0.0058ポイント下がった。