日産 ミャンマーで「サニー」生産開始 19年に新工場

日産 ミャンマーで「サニー」生産開始 19年に新工場

日産自動車は2016年12月から、国外から半製品を持ち込み、ミャンマー・ヤンゴン市内の提携先の拠点で小型セダン「サニー」の生産を始めた。当面の販売目標は月80台程度で、採算ラインには程遠い。
ミャンマーではまだ新車需要は少ないが、1月から政府が中古車輸入の規制を強化。今後現地での新車販売に追い風が吹くと判断、先手を打つのが狙いだ。
ただ現在、現地生産するのはスズキなどごく一部で、同社はミャンマーで知名度の高いサニーの投入で早く種をまく。2019年には中部のバゴーの新工場に拠点を移し本格生産する計画だ。
ミャンマーの新車販売は年間5000台程度。約50万台の登録乗用車のうち9割が日本からの輸入中古車。だが、1月から日本車に多い右ハンドル車の輸入を原則禁止としている。