剣術修行時代の龍馬の婚約者「千葉さな」改葬

剣術修行時代の龍馬の婚約者「千葉さな」改葬

幕末、江戸に出た坂本龍馬が剣術修行に通った千葉道場(道場主・千葉定吉)の娘で、当時彼の婚約者とされながら、結ばれることのなかった千葉さな(佐那)の墓が、今年で没後120年を迎えるのを機に、千葉家ゆかりの東京都練馬区の仁寿院へ改葬されることになった。
さなは戦後に千葉県松戸市にある東京都立八柱霊園の無縁塚へ合葬されていた。今回さなの妹、はまの子孫が無縁塚の土を譲り受け、命日の10月15日に法要を営む。
龍馬と結ばれなかったさなは明治維新後、横浜で元鳥取藩士と結婚したが、まもなく離縁。東京・千住へ移り住んで、1896年に58歳で亡くなったとされている。
北辰一刀流を創始した剣豪、千葉周作は父・定吉の兄で、さなにとっては伯父にあたる。