食品成分表5年ぶり改訂 発芽玄米など313品増やす

食品成分表5年ぶり改訂 発芽玄米など313品増やす

学校や病院の給食、外食産業のメニュー作りに広く使われる「日本食品標準成分表」が5年ぶりに改訂された。文部科学省資源調査分科会は健康志向やアレルギー対策で食べる機会が増えている発芽玄米、米粉パンなどを新たに加えたほか、糖尿病患者向けに主な食品の炭水化物量を正確に算定した。
今回は食品数を15年ぶりに拡充し、313品増の2191品目とした。新たに掲載したのは刺し身や天ぷらなどの日本食、健康志向を反映した発芽玄米や五穀、アマニ油、アレルギー対策で食べられている米粉パン、米粉麺など。
糖尿病対策のため、炭水化物の記載を充実、実際の食品分析に基づく炭水化物量を追加記載した。また、でんぷん、ブドウ糖、果糖などの組成別の別冊も作成した。