7月にコメ取引の新市場「中長期米仲介市場」開設へ

7月にコメ取引の新市場「中長期米仲介市場」開設へ

コメの主な卸会社でつくる「全国米穀販売販売事業共済協同組合(全米販)」は、生産者と卸会社がコメの取引をする新たな市場を7月に開設する。農協との相対取引が主流であるコメの価格決定の透明性が高まることが期待される。需給の状況銘柄の人気が価格に影響しやすくなりそうだ。

現在コメの年間流通量約600万㌧のうちJAグループと卸会社との相対取引が5~6割占めるとされる。残りは農業生産法人と小売店の間で直接取引するなどの「直販」が中心になる。新たにできる「中長期米仲介市場」では15年産米取引を始める。年間500㌧以上とある程度の生産や集荷実績がある農業生産法人などであれば、売り手として参加できる。