東大寺お水取り始まる「おたいまつ」に参拝者歓声

東大寺お水取り始まる「おたいまつ」に参拝者歓声

東大寺二月堂(奈良市)の「修二会(しゅにえ)」(お水取り)が3月1日、本行入りした。小雨の中、午後7時ごろ長さ約6㍍の「おたいまつ」が舞台を駆けると、炎と火の粉が夜空に舞い、勇壮な光景に参拝者から歓声が上がっていた。

奈良時代の752年(天平勝宝4年)に始まったとされる伝統法会で、今年で1264回。練行衆(れんぎょうしゅう)と呼ばれる11人の僧が、五穀豊穣(ごこくほうじょう)などを祈る。おたいまつは14日まで毎晩続く。