リンゴの卸価格 平年比で1割高 店頭価格は例年並み

リンゴの卸価格 平年比で1割高 店頭価格は例年並み

リンゴの卸価格が高い。東京・大田市場の卸価格(相対取引・中値)は、青森県産が10㌔当たり3000円強と平年(過去5年の平均)に比べ1割強上昇している。2014年産は見た目が良く、市場の評価が高いことや輸出が好調で、国内の出回りが少な目なことが影響している。青森県によると、14年産リンゴの糖度は例年並みだが、例年より5%ほど重く大きく育ったという。傷が少なく、見た目がいいとの声も多い。ただ、卸価格の上昇は店頭価格には波及していない。都内の量販店では店頭価格は例年並みの1玉150円前後で並ぶケースが多い。