牛・豚肉など価格上昇 米港湾の労使対立で輸入停滞

牛・豚肉など価格上昇 米港湾の労使対立で輸入停滞

米国西海岸の港湾で続く労使対立の影響が一段と広がっている。牛・豚肉やレモンの輸入が減り、小売店や外食店が代替品の確保に迫られている。食肉では輸入品からの需要シフトで国産品が値上がりするなど、さらに価格が上昇する品目もある。東京食肉市場では豚肉の卸価格の上昇が顕著で、2月4日には1㌔624円(上物)と2週間で3割上がった。2014年2月の月間平均と比べても3割高い。牛枝肉も和牛が年明け以降、2000円を超える水準で推移している。4日は1㌔2126円(A3)と前月比2~3割高くなっている。