JA全中の監査権廃止 農協の抜本改革へ政府が検討

JA全中の監査権廃止  農協の抜本改革へ政府が検討

政府は11月6日、農業協同組合(農協=JA)の改革を巡り、全国農業協同組合中央会(JA全中)が農協法に基づいて地域農協の経営内容をチェックし、改善を指導できる監査権限を廃止する方向で法改正する検討に入った。監査権限廃止で地域農協の自主性を法的に保証し、JA全中を頂点とした農協組織の抜本改革を促すのが狙い。一方、JA全中は自己改革案を同日発表し、監査権限を維持する方針を示しており、対立の調整は難航しそうだ。