商店街の空き店舗活用「近江米」の期間限定販売が活況

商店街の空き店舗活用「近江米」の期間限定販売が活況

地域活性化とまちおこしを目的に、商店街の協力を得て、空き店舗を使った近江米、和歌山の南高梅の名産品の期間限定販売が、10月18~23日の6日間にわたって、大阪市西区の「キララ九条商店街」で行われた。いまや他に見られない「生産農家直の近江米100%、混ざりっけなしの新米を1kgから店頭で精米してお渡しします。」をセールスコピーにした今回の期間限定販売。6日間で、リピーター含め延べ50数名が来店、最後の2日間で実施した、思い切ったタイムサービスが奏功、約300kgの近江米を売り切った。ちなみに、用意した近江米の1kg当たりの価格はコシヒカリ500円、キヌヒカリ450円、日本晴れ380円、特別栽培米650円、もち米(1合当たり)100円。

今回の近江米の期間限定販売を企画し推進したのが、NPO法人悠遊らいふ(大阪市住吉区)・ナカエ(滋賀県近江八幡市)・一般社団法人地域創造協議会(配送)の3者のコラボだ。中でも大阪市内商店街の活性化、まちおこしの趣旨に賛同し快く、店舗へのコメの搬入、2台の精米機の設置、無償で展示用什器を貸し出しされたナカエの全面協力があってこそ可能になったといえる。ナカエは初日、2人の女性スタッフを派遣され、6日間を通じ、販売・精米業務を担った悠遊らいふのメンバーも勇気付けられた。

今回の企画で、いま一つ押さえておかなければいけないのが乳酸菌農法による特別栽培米(コシヒカリ、キヌヒカリ)のデビュー。乳酸菌米は残留農薬ゼロで安全・安心なほか、食べ続けることで免疫力が向上。また乳酸菌農法により、化学肥料と農薬で疲弊した土壌を改良するという画期的な農法だ。その結果、農薬・化学肥料による水質汚染を浄化し、汚染から琵琶湖・淀川を守ることにつながるという。

リピーターの方々の多くからはいずれも「おいしかった」「今度はいつくるのか?」「どこへ頼めばいいのか?」などの明るい展望が開ける声を聞かされて、まさに納得の第1弾企画だった。