JA・みずほ 農産物輸出へ基金 中東向け総額500億円

JA・みずほ 農産物輸出へ基金  中東向け総額500億円

農林中央金庫などJAグループは農産物の中東向け輸出を増やすために、今年度中にみずほ銀行と組んで、総額500億円のファンドを設立する。現地に野菜や果物を貯蔵する冷蔵・冷凍倉庫を設置するなど、日本の農産物が受け入れられやすいようにインフラを整備する。中東向けを第1号とし、欧州やアジアでも展開し、政府が掲げる農産物輸出拡大目標の達成につなげる。

サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)など6カ国向けの輸出額は、現在まだ極めて少なく、清涼飲料水など年70億円程度にとどまる。ファンドには農林中金とみずほ銀行が自己資金を出すほか、国内の投資家からも出資を募る。