太平洋クロマグロ15年1月からの漁獲枠半減 水産庁

太平洋クロマグロ15年1月からの漁獲枠半減  水産庁

 水産庁は8月26日、「資源・養殖管理に関する全国会議」で、太平洋クロマグロについて2015年1月からの漁獲枠を半分にすると発表した。具体的には、幼魚の漁獲上限を年4007㌧と、2002~04年の平均値(8015㌧)の半分にする。日本沿岸を6地域に分け、それぞれに過去の漁獲実績に応じて計算した上限を設ける。九州南部が785㌧、日本海北部が410㌧、太平洋北部が285㌧などとする。

    日本沿岸で地域別に漁獲上限を設ける。乱獲により太平洋クロマグロの親魚の資源量は過去最低水準に近づいており、きめ細かい管理で回復を目指す。クロマグロの価格が高止まりする一因になりそうだ。