北海道でトドの漁業被害深刻化 頭数増加で苦慮

北海道でトドの漁業被害深刻化  頭数増加で苦慮

 北海道の日本海側を中心に、繁殖地のロシアから南下してくるトドが刺し網にかかったカレイやホッケを食べたたり、網を食いちぎるなどの漁業被害が深刻化している。追い払いや強化漁網の導入といった対策も奏功せず、2013年度の被害額は過去最高の約16億1200万円に達した。

    これまで絶滅への懸念から保護策をとってきたが、一転して駆除枠を約2倍に拡大する事態となった。ただ、それでも被害額を抑えられるかは不透明だ。