サンマ1匹500円 漁獲高わずか1割 記録的高値

サンマ1匹500円漁獲高わずか1割記録的高値

 北海道道東部の太平洋沖で、サンマの流し網漁が不漁だ。漁獲高は前年同期の1割程度にとどまり、漁業者からは悲鳴が上がっている。店先での価格も高止まりしている。高い海水温が背景にあるとみられるが、詳しい理由は分かっていない。

 北海道東部の道東小型さんま漁業協議会によると、今年7月末までの水揚げ量は約8㌧で、2013年の同時期の約10分の1だった。北海道釧路市の「釧路和商市場」では120~130㌘のサンマ1匹当たり300~500円で扱われており、記録的な高値になっている。