地域での高齢者“見守り”態勢整備が急務

地域での高齢者“見守り”態勢整備が急務

 認知症などで行方不明になる高齢者の多発が社会問題化する中、徒歩や自転車で高速道路に誤って立ち入る人が相次いでいる。大阪府警のまとめによると、府内では1~5月に66人が保護されている。事故につながる恐れもあり地域での見守り態勢の整備が急務だ。

   保護された人の内訳は歩行者が50人、自転車は16人。電車賃がなくなり歩こうとした少年や、迷い込んだ外国人もいたが、府警高速隊幹部は「多くは高齢者。認知症で家族から捜索願が出されていたケースもある」と指摘。ジョギング中高速道路に迷い込んだ人もいるという。