マダコ卸値5~6割高 主産地の西アフリカで水揚げ減

マダコ卸値5~6割高   主産地の西アフリカで水揚げ減

 主産地の西アフリカで水揚げが減っているため、マダコが大幅に値上がりしている。東京・築地市場での卸値は1㌔当たり1500~1600円と前年同期に比べ5~6割高となっている。

   夏至(6月21日)の11日後から七夕(7月7日)までは、タコの需要が増える半夏生(はんげしょう)にあたる。田植えが終わる時期で、タコ足の吸盤のように稲がしっかり根付くようにとの願いが込められているという。夏バテ防止の意味でも食べられる。日本で流通するのはモロッコやモーリタニア産が中心。4月までの漁では前年より水揚げが少なかった。都内の小売店では刺し身向けの西アフリカ産マダコが100㌘当たり300~350円。