農地賃貸の第1弾決定 兵庫県管理機構

農地賃貸の第1弾決定 兵庫県管理機構

 兵庫県は、2014年度に事業を始めた「農地中間管理機構」の農地利用配分計画を初認可した。同機構が分散した農地や耕作放棄地を集約し、農業生産法人や企業に貸す事業で、機構の業務を手掛ける県外郭団体の兵庫みどり公社(神戸市)によると、全県での募集・認可は初めて。まず5件、計39㌶を10年間賃貸する。

 たつの市の農家が集まり、06年に設立した株式会社「ささ営農」は市内の水田約30㌶を借り受ける。福崎町の「板坂営農組合」は町内で6.5㌶を賃借する。佐用町、上郡町、南あわじ市でも法人・個人が賃借する。いずれも賃貸借期間は10年間の予定だ。