三菱重工などバス向け情報提供システム開発

三菱重工などバス向け情報提供システム開発

 三菱重工業は6月11日、慶應義塾大学とシンガポール国立大学が設立した研究機関のKeio-NOS CUTEセンターと共同で、シンガポールのバス車内向けに、位置認識技術を活用したバス向けの情報提供システム「CITIUS(キティウス、コミュニケーション・インフラストラクチャー・オブ・トランスポート・インフォメーション・フォー・ユニバーサルサービス)」を開発したと発表した。

 バスの正確な位置情報に基づいて、運行情報や付近の店舗情報など各種の有益な情報をリアルタイムで提供する。CITIUSはGNSS(全地球航法衛星システム)を利用した精密な測位データに基づき、バスの位置をリアルタイムに認識し、次のバス停や路面の凹凸など、その場所に応じた情報を車内のデジタルディスプレーに表示する。